人の人生の始まりは産まれる『出産』からスタートする
自分がどのように産まれてきたのか?
この子の人生のスタートを温かく愛情に包まれたものにしたい‥
母親はそのように感じるかもしれません
しかし、母親一人一人の環境、現状、体調、予期せぬ出来事…
一人一人に様々な形の出産の仕方があり
その一つ一つには
その時の母親の精一杯の出産があります
経膣分娩だから…
予定帝王切開だから…
緊急帝王切開だから…
無痛分娩だから…
自然分娩だから…
安産だから…
良い、悪いという区別
楽だった、苦しかったという気持ち
他人とは比べられません
誰が何と言おうと、その人その人のその時の精一杯一生懸命な出産だったのです
そして、お母さんは本当にこれで良かったのか?という
微かな疑問や、痛みを持っている事も多々あります
先日、取りまとめ役として参加させていただいている「カイザーママ(帝王切開)の集い」を久しぶりに行い
どんなにその時納得した状況の出産でも”払拭できない疑問”がある
母親にとっては、出産とはお腹の中に居る子に会える!嬉しくもアリ
無事に産まれるかな?私は大丈夫?不安でもアリ
何人産んでも同じ出産は無いと言います
前回は○○だったから、今回は○○だろうという経験があまり役に立ちません
第1子が順調に産まれて(一般的な安産)も
第2子はちょっと苦労したというケースや
その逆もあるでしょう
妊娠中は子どもを産むという”出産”がゴールとなります
産院ではバースプランをしっかりと作って、出産に挑むといったケースが多いと思います
どんな出産がいいのか?
できれば、痛みを軽減したい、お世話してくれる人がいないので計画分娩がいい、
必ず夫婦がいる時に産みたい、自宅で自然な形で…
調べて情報が多くなればなるほど、
この子の将来にとって本当にいい形で産める方法はどんな出産??
私の場合は妊娠中の経過も順調でしたが
予定日超過入院、高齢初産、陣痛促進剤、胎児の心拍が一時取れなくなるなど
結果緊急帝王切開となりました
現代では、病院側のリスク解除などの要因から
最終的に帝王切開になるケースも昔に比べると多くなっているようです
バースプランも理想の経膣分娩、陣痛促進剤を使用する場合、緊急帝王切開になる場合
全てに対して夫婦で知識を持つのは心の準備という意味ではおススメです
出産に伴い色んな事が起きると思いますが
これが良い出産、これが悪い出産というのはないと感じます
わが子の人生のスタートをどんな形で切ろうとも
出産後の子どもとの関わりがその子の人生にとっては、とても大切になります
赤ちゃんはオムツ、空腹、気温差、違和感以外でも泣いたり騒いだりします
表面に見えている事の更に奥の赤ちゃんの気持ちに寄り添い
できること、できないこと、ちゃんとしていること、
しっかりと伝えていくこと
産後いくらカンガルーケアをしても
その後、お母さんと離れる事を伝えてあげないと
赤ちゃんは不安になり『お母さんともう会えないのではないか?』と
時間の感覚のない空間で一人不安や淋しさを訴えて泣いてしまいます
お母さんとどのくらい離れるのか
その間は誰かがしっかりお世話してくれる事実
出来る時にはちゃんとお世話している事
お母さんにも出来ない時がある
子どもが一番偉いわけではない
これらが出来なくてもお母さんが赤ちゃんを嫌っている訳ではないということ
全てが子どもを思いしている事
全てが愛情であるということ
愛は日々にあるということ…